2009年12月15日(火)、月見ル君想フで行われた、かりんのワンマンライブKARIN Solo Live "WANDEL"はたくさんのお客さまにいらしていただき、無事に終わりました。ありがとうございました!
"WANDEL"とはヴァンデルと発音するドイツ語で「変わる、変革、超える」といった意味で、今回のライブのタイトルにかりんが選びました。オランダ語ではワンデルと発音し、「お散歩」という意味。かりんが、今年一年あちらこちら巡り生まれた音、様々なところで奏でた音や今まで紡いできたものが伝わるライブとなったのではと思います。
まずは、ライブのセットリストから。
- 01:ずっと・・・
- MC
- 02:もりのひとへ
- 03:ぼくはあるく
- MC
- 04:うみんぼし
- 05:時間をのせた舟(映像つき!)
- MC
- 06:戦台風(13絃箏のNEO-KOTOで)
- 07:三島農兵節(みなさんと盆踊りを一緒に踊りました)
- MC
- 08:菊の花嫁
- 09:赤い花白い花〜ずいずいずっころばし〜うみ(みなさんと一緒に唄いました)
- MC
- 10:クローバーソング
- MC
- 11:お客さまからお題を頂く即興演奏!(お題は「アフリカ」「霧雨」「雪だるま」でした)
- MC
- 12:婚礼の朝が来た
- 13:真っ赤な糸玉
- 14:スパニッシュ即興
- MC
- 15:ドレの町
- MC
- 16:みち
- アンコール:大陽と踊る日
01「ずっと・・・」、02「もりのひとへ」、03「ぼくはあるく」は、2006年に発売されたアルバム『KARIN』の中の曲で、ひさしぶりにライブで披露。アルバムではピアノの方なども参加していたり、物語風でセリフもあったりするのですが、あらためて今、ひとりで弾き、うたうと、落ち着いてあたたかみの増す曲となりました。
04「うみんぼし」、05「時間をのせた舟」の曲はPsalmの全国ツアーにでる前に出したアルバム『Psalm』に入っているかりんが作詞、作曲をした曲です。このアルバムの中ではコーラスに玉井夕海さんが入ってます。"「時間をのせた舟」は箏のことをうたった唄で、箏がいろいろなところへ自分を連れて行ってくれる舟のようだと思い生まれた曲"とのこと。
そして、今回はライブスペシャルコンテンツとして、かりんが子どもの時に育った、山、田んぼがある茨城で11月末に撮影した映像を背景に「時間をのせた舟」を生演奏。この映像はイタリア人でかりんの友人のマニさんが撮影。また、つくばの友人たちが撮影を手伝ってくれました。普通はレールを敷いてカメラマンがスムーズに移動して撮るショットも、実は、かりんの愛車STEPWGNをつくばの友人たちが運転をして、そこに家庭用ビデオカメラを持ち込みマニさんが撮影したものです。何日間にかけて撮影された素材は編集されることなくマニさんはイタリアへ帰国しました。そのため、マネージャーの私、いしまるあきこがライブ前日に編集作業を行いました。一部、生演奏と映像の中のかりんの姿が合わないところもあったかと思いますが、かりんが育った豊かな大地が伝わればと想い、未完成でしたが見て頂く事となりました。ちゃんとしたPVとして、いつかみなさまのお目にかかる日がくるかと思います。
06「戦台風(せんたいふう)」では、かりんが13絃箏の小さな箏NEO-KOTOを持って、ステージから2階へ移動して演奏!ヨーロッパをかりんがまわった時も、この小さな箏を持ってあちらこちらで演奏を披露しました。「戦台風」は中国の曲です。
07「三島農兵節」では、かりんは2階から舞台に戻り、みなさんと一緒に盆踊りをしました。静岡の昔ながらの盆踊りで"富士の白雪ノーエ"と歌い始める盆踊りで「三島農兵節(みしまのうへいぶし)」と言います。詳細が三島市観光協会に載っていました!富士山や女郎さんの話がでてくるうたをうたいながら、みなさんも手の振りを一緒に、中には立って踊ってくれた方もいらっしゃいました!ありがとうございます。かりんが良く組ませて頂いている、和太鼓ユニット・ようそろさんは静岡を中心に活動されていて、その影響があります。
08「菊の花嫁」は、日本舞踊の舞台で11月に演奏し、うたったものです。この曲に合わせて子どもたちが踊るという、日舞ではとても基本的な曲なんだそうです。かりんライブではめずらしく伝統的な和のものを披露。
09「赤い花白い花〜ずいずいずっころばし〜うみ」では3曲続けて披露。「赤い花白い花」は中林三恵さん作詞・作曲のうた。かりんが組んでいたユニット遊楽(ゆら)のアルバム『あいのうた』にもおさめられいます。「ずいずいずっころばし」は、みなさまご存知の童謡です。江戸時代の将軍家への献茶の行列「茶壺道中」の時の子どもをうたった唄なんだとか。いろいろあっても扉を閉めて隠れていなさいと唄われているそうです。「うみ」もご存知の童謡。みなさんと一緒に唄いました!かりんがPsalmとして音楽参加している映画「もんしぇん」の中でも、みんなで「うみ」を唄うシーンがあります。
10「クローバーソング」は、"アイルランドに行った時にうまれた曲。ヨーロッパ特有の石畳の道を清らかな水が流れるのを見ていて生まれた曲"なんだとか。ライブで販売していたCD-Rにも収められています。中川いづみ氏による編曲も加わり和と洋が混ざりあうシンプルかつ箏の華やかさがある曲になっています。
11お客様からお題を頂く即興コーナー!旅に出て演奏にでていると、お客様からお題を与えられて即興をすることがあります。7月の札幌でのライブでも、お題に「寿司」「北海道」など頂きました。今回は、「アフリカ」「霧雨」「雪だるま」のお題を頂きました!「アフリカ」では、アワワワと声をだしたり、低音が響いたり、リズミカルな音でアフリカを表現しました、「霧雨」では、雨の音やしっとりと広がる風景を表現、「雪だるま」では、右手で絃を押さえて、左手ではじく、とってもユーモアあふれる表現をしていました。
12「婚礼の朝が来た」、13「真っ赤な糸玉」、14「スパニッシュ即興」の3曲は、10月に公演がありましたTPT主催の舞台「血の婚礼」の劇中歌です。「血の婚礼」では、かりんは音楽監督と劇中の生演奏を務め音でシーンを創りだし、役者さんたちへの歌の指導や、作曲も行いました。「婚礼の朝が来た」と「真っ赤な糸玉」の作詞は舞台の台本を手掛けた広田敦郎氏によるもの。「血の婚礼」は20世紀スペインを代表する劇詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの作品です。
15「ドレの町」は、2007年に役者として出演し、劇中でも演奏をした舞台「ルドンの黙示」の劇中歌です。舞台の中にでてくる架空の町'ドレ'で踊る町の人々のために奏でられた音楽です。明るくリズミカルな箏の音と、足首につけたリャマの爪と鈴でリズムを刻みます。ライブで販売していたCD-Rにも収められています。
16「みち」は、かりんが25絃箏での弾き語りを始めるきっかけとなった曲です。箏の魅力がつまった1曲です。かりんが組んでいたユニット遊楽(ゆら)のアルバム『あいのうた』にもおさめられいます。
アンコール「大陽と踊る日」は、"大陽みたいに笑ってたいな"とうたリズミカルで元気な唄です。GWに行った、太鼓・はせみきた氏(ようそろ)とのライブ『大陽と踊る日』でうまれた曲です。
かりんが1人で弾き、うたった2時間。たくさんのお客様にいらして頂き、踊ったり、唄ったり、お題をだしてもらったり参加して頂きました。ありがとうございました!
ライブ前にずらりと並んだモノたち。普段は、CD、ハガキのみの販売ですが、この日は、7月に札幌で開催した「かりん」展の時のように、イタリア・ヴェネチアでかりんがたくさん買って来たカラフルなベネチアングラスの指輪やネックレスなどなども並びました。そして、「ドレの町」「即興」「クローバーソング」の3曲が納められたライブハウス限定販売CD-Rも! 当日用意していた30枚のCD-Rはなんと完売。
先日のライブでかりんが演奏で参加させていただいたポルノグラフィティさんやポルノグラフィティさんのプロデューサーでサポートメンバーの本間昭光さんから、とっても素敵なお花が届きました! その時の模様はライブレポートにあります。
文:いしまるあきこ
写真:makotokaga、いしまるあきこ